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C型肝炎ウイルス検査を受けましょう
2008年1月17日、新聞折り込み広告に入っていた政府の広報をご覧になりましたか?
全ての新聞発行部数に足りなかったという問題はありましたが、おそらく多くの方がご覧になったことでしょう。
政府のお詫びの言葉でも載っているのかと思っていましたが、そのような件には触れていませんでしたね。
内容は、C型肝炎のウイルス検査を勧める内容と、問題のあったフィブリノゲン製剤を納品されていた医療機関の一覧でした。
自分の地域は、どこに納品されていたのか調べてみましたが、たった10件あまりというのには驚きました。
むしろ、洩れているのではないかと疑いたくなるほどです。
この広報にも載っていた通り、C型肝炎ウイルス検査は、保健所で受けることができます。
検査費用は、無料ということですが、有料の自治体もあるようですね。
出来れば、全ての自治体が無料であってほしいものです。
フィブリノゲン製剤を投与されたことがなくても、これを機会に検査を受けてみる価値はありそうです。
がん検診も、軽い気持ちで受けてみたら異常が見つかったけれども、早期発見のおかげで完治したという方はたくさんいらっしゃいます。
C型肝炎ウイルス検査も、これと同じだと思います。
C型肝炎は、早く発見することで短期間の治療で完治することが出来るのです。
最近、疲れやすいと感じたり、食欲がないと思っている方は、念のため検査を受けてみてください。
また、毎年健康診断を受ける時期を決めて、健康管理をしておくと良いですね。
福田衣里子さんについて
いまや、子どもも老人も、幅広い年齢の方達がインターネットを楽しんでいますね。
インターネットで検索すると、知りたい情報が一気に入ってきます。
C型肝炎とは、どのような病気かを知りたければ、事細かに教えてくれるホームページを見る事が出来ます。
もちろん、C型肝炎に悩まされている患者さん達のブログもたくさんあります。
薬害C型肝炎訴訟の原告の一人、福田衣里子さんもブログを書いている一人です。
1980年に生まれた福田さんは、20歳の時にC型肝炎であることを知ります。
感染経路の原因は、生まれてすぐに血液交換をする時に使われた血液製剤クリスマシンです。
クリスマシンは、血友病患者のために作られた製薬ですが、適応されていない小児医療に使われていたといいます。
この情報を新聞で知り得た福田さんは親に勧められて検査を受け、その結果、陽性反応が出てしまうのです。
福田さんのブログでは、C型肝炎の治療の辛さや患者でしか分からない苦しさを知ることができます。
C型肝炎の被害者であるということ、また実名公表に踏み切るのには、想像できないくらいに悩んだことでしょう。
しかし、福田さんの九州訴訟での意見陳述を読むと、現在の前向きな姿勢や考え方には感心さえしてしまいます。
福田さんと同年代の人たちが、福田さんを見て、C型肝炎検査に興味を持つこと。
C型肝炎は普通の生活では感染しないことを知って欲しいこと。
この二つの思いを胸に立ち上がった勇気は、きっと多くの方に届いていることでしょう。
出産とC型肝炎の関係について
出産を経験された方ならば、おわかりでしょうが、出産はまさに命がけです。
あれほどの痛みと苦しさの後、赤ちゃんと対面した時の喜びは、人生の中で一番嬉しい瞬間でしょう。
しかし、薬害C型肝炎になった女性の多くは、この時の出産で人生がガラリと変わることになります。
なぜなら、肝炎ウイルスに侵されたフィブリノゲン製剤を使用されたのが、多量の出血を伴って出産をした方の止血剤として使われていたからです。
そして、早いとわずか数日で・・・または何ヶ月も経ってから、C型肝炎に感染していたことを知るのです。
今回の薬害C型肝炎訴訟で立ち上がった原告の方達も、出産時の感染が原因になっている人たちがたくさんいらっしゃるのだそうです。
一番恐ろしいのは、自分の知らない間に治療が行われていたという事です。
病気になって原因を調べてみて、初めて知る真実に、誰もが愕然としたことでしょう。
その時の胸中を察すると、言葉もありません。
しかしこれは、他人事ではないのです。
もしも、検査をして陽性反応が出たら・・・と考えると、とても怖いですね。
事実を受け入れるのには、相当の時間が必要になりそうな感じがします。
そして、家族や周りへの理解を求めるのにも、同様の時間がかかりそうです。
自分でなくても、とても身近な人がC型肝炎になっている可能性もあります。
その時に、差別することなく付き合うことができるのでしょうか。
間違った知識で接することのないように、十分な知識を身につけておきましょう。
薬害C型肝炎の被害対象について
およそ350万人ものウイルス性肝炎患者がいるにも関わらず、薬害肝炎救済法の対象になるのは約1000人になると言われています。
ウイルスに汚染された血液製剤のために、C型肝炎になった患者さんは1万人以上いると言うのに、どうして1000人なのでしょうか?
これには、理由があります。
薬害C型肝炎の被害者であると証明ができなければ、被害者として国に認めてもらえないからです。
医療機関では、カルテは約5年間の保管が義務付けられています。
5年以上前にフィブリノゲン製剤を投与された患者さんは、もしかしたらカルテが保管されていないかもしれません。
カルテがなければ、証拠がないも同然と思いませんか?
カルテ以外の証明は、どのような方法があるのでしょうか。
可能性として、カルテ以外の医療記録や医師・看護師の証言を得ることです。
医師に迷惑がかかるのではないかと思ってしまいますが、今回の訴訟は医師を訴えるものではありませんから、安心してくださいね。
また、フィブリノゲン製剤を納品されていた医療機関のリストが厚生省から公表されました。
全国の新聞に折込みで、広報を配布されたので、ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。
これによって、厚生省の電話相談窓口は、電話がひっきりなしにかかっているのだそうです。
出産や手術で、大量の出血をして、フィブリノゲン製剤を使われたのではないかと思われる方は、医療機関に問い合わせてみてはいかがでしょう。
さらには、C型肝炎の検査を受けることをおすすめします。
薬害C型肝炎の訴訟問題について
薬害C型肝炎の被害者の方たちが薬害の責任を認めてもらおうと立ち上がったのは、約5年前。
国と製薬会社を相手に立ち上がりました。
今から約40年も前から25年間もの間、ウイルスに侵された血液製剤を投与されてC型肝炎になった方達です。
「どうして今になって?」と思うでしょう。
実は、C型肝炎というのは、とても長い年月をかけて症状をあらわすのです。
C型肝炎になると、治療に専念しなければならない期間があり、仕事を休まなくてはいけません。
また、インターフェロンの副作用による体調不良で、仕事を辞める方もいらっしゃいます。
治療費はとても高額で、高額医療費で戻ってくるとはいえ、度重なる治療の負担に、途中で治療を断念せざるを得ないのも納得がいきます。
今回の訴訟に関わっている方達は、先に述べた血液製剤のフィブリノゲン製剤という止血剤を投与されてC型肝炎を発症されています。
このフィブリノゲン製剤を、製造販売した製薬会社の責任、そしてこの製造を承認した国の責任が問われたのが今回の訴訟問題です。
辛い状況で戦ってきた甲斐があり、2008年1月11日、薬害肝炎救済法が成立しました。
とはいえ、いろいろな条件があるので、まだまだ全てのC型肝炎の患者さんが喜べるような内容ではありません。
さらには、原告側に自分が適合するのかどうかさえ、判断するのが難しいようです。
薬害C型肝炎の訴訟問題は、まだまだ始まったばかりなのかも知れません。











